スポンサーサイト
R18小説『 ESCAPE』P90
R18/BL小説 『ESCAPE』
第3章「欺瞞」
90ページ
更新しました。
*****
それから僕は、毎日のように男の部屋に入り浸っていた。
朝は一応学校に行く。
休んで学校から家に連絡が入るのを避ける為に。ただそれだけの理由で。
授業を受ける時もあるけど、保健室で過ごす時も多くなった。
最近食事もろく摂らないで、不摂生ばかりしている僕は、顔色も悪いせいか、早退するのも意外に簡単だった。
男は、僕が学校の近くまで来るのはやめて欲しいと言ったら、「来たい時に来ればいい。
」と言って、僕に合鍵をくれた。
好きな時間に行けば良いわけだけど、男は大抵、昼過ぎまで部屋で寝ている。
夜遅い時間は、男の方が都合が悪いらしい。
鍵を差し込んで回すと、ガチャンと派手な音が廊下に響く。
ノブを引いて鉄のドアを開けると、煙草と、性の臭いが、鼻をつく暗い部屋。
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
【clap】イラスト&SS ★HP/★blog top
この記事へのコメント
トラックバック
URL :