スポンサーサイト
R18 BL小説『 ESCAPE』(207)
『ESCAPE』
第6章「希望」
207ページ
更新しました。
**
考え込んでいて、父さんがこの階段を上がって来ていることに、全く気付かなかった。
冷ややかに僕を見下ろす瞳が、今度は僕の隣の人に向けられた。
「鈴宮さん、お久しぶりです。」
立ち上がり、会釈をするその人に、父さんは低くて怒気を帯びた声で、
「伊織には、勝手に会わないという約束ではなかったですか?」とだけ返す。
空高い位置にある太陽に、流れてくる雲がかかり、陽射しが遮られて足元に影を落とした短い時間。
さっきまであんなに暑かったのに、冷んやりとした空気が流れた気がした。
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
【clap】イラスト&SS ★HP/★blog top
第6章「希望」
207ページ
更新しました。
**
考え込んでいて、父さんがこの階段を上がって来ていることに、全く気付かなかった。
冷ややかに僕を見下ろす瞳が、今度は僕の隣の人に向けられた。
「鈴宮さん、お久しぶりです。」
立ち上がり、会釈をするその人に、父さんは低くて怒気を帯びた声で、
「伊織には、勝手に会わないという約束ではなかったですか?」とだけ返す。
空高い位置にある太陽に、流れてくる雲がかかり、陽射しが遮られて足元に影を落とした短い時間。
さっきまであんなに暑かったのに、冷んやりとした空気が流れた気がした。
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
【clap】イラスト&SS ★HP/★blog top
この記事へのコメント
トラックバック
URL :