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R18 BL小説『 ESCAPE』(225)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第6章「希望」
225ページ
更新しました。
*****
凌の声の後ろには、何かの音楽が流れていて、誰かの笑い声も洩れ聞こえてくる。
「分かったー。」
隆司が返事をして玄関のドアを開けると、今インターホンから洩れていた音楽が、奥の部屋の方から大きくなって耳に届く。
その奥の部屋のドアを開けると、煩いだけの音楽と、目の前が白んで見えるほどの煙草の煙と、床に直接座っている数人の男。
何かが焦げたような、甘いスパイシーな匂いに、思わず咽せた。
宅配ピザの空箱や、ビールの空き缶などが、散らかっていて、凌はソファーに座って、煙草を燻らせながら、此方を見ている。
「伊織、久しぶりだな。こっち来いよ。」
「…行けよ。」と、隆司に背中を軽く押されて、僕は一歩前に出た。
うるさ過ぎる迷惑な音と、立ち籠める煙と匂いに、酔いそうに気分が悪い。
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
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凌の声の後ろには、何かの音楽が流れていて、誰かの笑い声も洩れ聞こえてくる。
「分かったー。」
隆司が返事をして玄関のドアを開けると、今インターホンから洩れていた音楽が、奥の部屋の方から大きくなって耳に届く。
その奥の部屋のドアを開けると、煩いだけの音楽と、目の前が白んで見えるほどの煙草の煙と、床に直接座っている数人の男。
何かが焦げたような、甘いスパイシーな匂いに、思わず咽せた。
宅配ピザの空箱や、ビールの空き缶などが、散らかっていて、凌はソファーに座って、煙草を燻らせながら、此方を見ている。
「伊織、久しぶりだな。こっち来いよ。」
「…行けよ。」と、隆司に背中を軽く押されて、僕は一歩前に出た。
うるさ過ぎる迷惑な音と、立ち籠める煙と匂いに、酔いそうに気分が悪い。
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