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R18BL小説『 ESCAPE』(270)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第7章「ESCAPE」
ペ270ージ
更新しました。
*****
その時は、なんとなく憂鬱そうに見えた横顔も、
帰りの電車の中では、口数は少ないけれど普段通りに思えたから、
ふと胸を掠めた嫌な予感も、家に着く頃には忘れてしまっていた。
*
「汗掻いただろう? 夕飯の支度する間に、先にシャワーしておいで。」
「別に後でも……。」
鈴宮はいつも夕飯の準備や家事を手伝ってくれる。
後でいいと素っ気なく断るのも、俺に遠慮しているのだと、毎日一緒にいて、鈴宮の性格も少しずつ分かってきていた。
「いいから、先にさっと浴びてきなさい。ほら。」
汗で湿った髪に、そっと手を伸ばして指先で触れれば、ふわりと油絵具の匂いがする。
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
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第7章「ESCAPE」
ペ270ージ
更新しました。
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その時は、なんとなく憂鬱そうに見えた横顔も、
帰りの電車の中では、口数は少ないけれど普段通りに思えたから、
ふと胸を掠めた嫌な予感も、家に着く頃には忘れてしまっていた。
*
「汗掻いただろう? 夕飯の支度する間に、先にシャワーしておいで。」
「別に後でも……。」
鈴宮はいつも夕飯の準備や家事を手伝ってくれる。
後でいいと素っ気なく断るのも、俺に遠慮しているのだと、毎日一緒にいて、鈴宮の性格も少しずつ分かってきていた。
「いいから、先にさっと浴びてきなさい。ほら。」
汗で湿った髪に、そっと手を伸ばして指先で触れれば、ふわりと油絵具の匂いがする。
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