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R18小説『 ESCAPE』(67)短編集『それでも僕は恋をする。』(26)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第3章「欺瞞」
67ページ
更新しました。
*****
「行こ、伊織。」
凌はそう言って先生を一瞥してから、僕の肩に腕を回して歩き出す。
「屋上でサボるなよ。」
後ろから聞こえてきた先生の声に、凌は「チッ!」と舌打ちをしたけど、それ以上は何も言わずに、振り向く事もなく、僕の肩に腕を回したまま人混みを掻き分けて改札へ向かった。
「何だよ、アイツ。なぁんかムカつくよな。」
改札を抜けて、石畳の道を歩きながら、隆司だけがブツブツと文句を言っていた。
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
BL短編集『それでも、僕は恋をする…。』
26ページ更新しました。
【03】―朝がくるまで―
*****
「なんか、久しぶりに来たら狭く感じるな、ここ。」
ボヤきながら、玄関で靴を脱いで勝手に上がり込んでいく背中を見ながら、拓也が脱いだ靴を腰を屈めて揃え直した。
自分のとは全然違う大きさの革靴は、確かにアイツの物なんだと思うと、ちょっと嬉しかったりする。
「拓也んちのスイートホームと、男の一人暮らしの部屋を比べんなよ。」
自分の本心を隠す為に、そんな事を言ってみたのに、自分で言った言葉に胸の奧がツキンと痛む。
・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓よろしくお願いします≦(._.)≧ ペコ
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第3章「欺瞞」
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「行こ、伊織。」
凌はそう言って先生を一瞥してから、僕の肩に腕を回して歩き出す。
「屋上でサボるなよ。」
後ろから聞こえてきた先生の声に、凌は「チッ!」と舌打ちをしたけど、それ以上は何も言わずに、振り向く事もなく、僕の肩に腕を回したまま人混みを掻き分けて改札へ向かった。
「何だよ、アイツ。なぁんかムカつくよな。」
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「なんか、久しぶりに来たら狭く感じるな、ここ。」
ボヤきながら、玄関で靴を脱いで勝手に上がり込んでいく背中を見ながら、拓也が脱いだ靴を腰を屈めて揃え直した。
自分のとは全然違う大きさの革靴は、確かにアイツの物なんだと思うと、ちょっと嬉しかったりする。
「拓也んちのスイートホームと、男の一人暮らしの部屋を比べんなよ。」
自分の本心を隠す為に、そんな事を言ってみたのに、自分で言った言葉に胸の奧がツキンと痛む。
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