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R18小説『 ESCAPE』P96
R18/BL小説 『ESCAPE』
第3章「欺瞞」
96ページ
更新しました。
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二人の刑事にジリジリと詰め寄られて、背中が後ろのドアに付く。
逃げ場が失くなり、手の中の鍵を握りしめたその時、
後ろでガチャンと鍵の開く大きな音が響いた。
僕の背中を押すように、後ろのドアが僅かに開いて、中から男の面倒臭さそうな声がした。
「朝っぱらから、煩い。」
(ーーなんで出て来るんだ。)
心の中でそう思いながら振り向くと、男はこんなに朝早いのに、黒のスラックスに控えめな光沢のグレーのシャツを着て、髪も綺麗に整えている。
「何処かに出掛けるの?」
思わずそう訊いてしまう程、僕は男がこんなに見なりを整えている姿を見たことがなかった。
「…ああ、そうだ。だからお前は早く学校へ行け。」
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