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R18小説『 ESCAPE』(107)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第4章「背徳」
107ページ
更新しました。
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駅まで続く桜並木は、柔らかい陽気に包まれた春の儚い花は無く、眩しい日差しを受けて青々と茂る緑色。
伸ばした枝葉の隙間から、青く広がる空が見える。
「ーーあいつ、伊織の何なんだ?」
むすっと黙りこくったまま、少し後ろを歩いていた凌が、突然僕の腕を掴んで引き止める。
「…何って…?」
仕方なく足を止めて、上半身だけで振り返って訊いた。
一瞬、爽やかな風が木陰を通り抜けて、ざわざわと枝葉の擦れる音がする。
「どういう関係なんだって訊いている。」
いつも無愛想な顔をしているけど、今日の凌の表情には、怒りの感情が浮かんでいた。
凌の言いたい事は分かってる。
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
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