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R18小説『 ESCAPE』(121)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第4章「背徳」
121ページ
更新しました。
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僕が降りる駅は、僕が通う高校以外にも、多くの学生達が利用していることもあって、
朝の時間帯は電車が着くと、いっせいに電車を降りる人達で、ホームから出口まで混雑する。
その人混みの中に、一際背の高い凌の頭が後方に見えていた。
ブリーチで赤っぽい髪の色が遠くにいても目立っている。
その派手な色が、人混みを掻き分けて、どんどん近付いてくるのが分かる。
「おい、伊織っ」
背後から呼び止められたのは、駅を出てすぐのところだった。
僕は、肩越しに振り向いて「おはよう。」とだけ挨拶をして、また前を向いて歩く。
「なあ、なんでいつもの車両に乗らなかったんだよ。」
そう言いながら凌は、僕の隣を歩く先生と反対側に回り込むようにして、肩を並べた。
・・・・・・続きから読む?
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