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R18小説『 ESCAPE』(129)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第4章「背徳」
129ページ
更新しました。
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「伊織……」
何か言いかけるのを阻止するように、口づける。
そっと、重ねるだけで、すぐに離れると、慎矢の性格をそのまま表すような澄んだ双眸が、大きく見開かれていた。
「ふふ、目を閉じてと言ったのに…。」
その澄んだ瞳を見つめながら、もう一度、キリッと一文字に結ばれたままの唇を啄ばむ。
「…慎矢、目を閉じて。」
なかなか弛まない唇を舌でなぞるように舐めて誘いの言葉を囁く。
少しばかりの好奇心と期待が、心の何処かに燻っていれば、煽るのは簡単なんだよ。
愛なんてなくても、気持ち良くなれることを知ってしまえば、きっと楽になれる。
穢れを知らない子供のような澄んだ瞳の焦点がうつろになって、瞼がゆっくりと降りていく。
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓≦(._.)≧ ペコ
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