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R18 BL小説『 ESCAPE』(147)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第4章「背徳」
147ページ
更新しました。
*****
周りを木々に囲まれた古い温室の中は、枯れた薔薇の枝が張って、光を遮っているけれど蒸し暑い。
ここなら誰にも話を聞かれる心配もないだろ?と言いながら、
慎矢は幾つかの、壊れそうな風通し用の小窓を押し開ける。
微かだけど風が中を通り抜けていった。
「こんな所まで来て、なんの話があるの。」
最後の窓を開こうと、少し無理な姿勢で腕を伸ばしている背中に問いかけると、
硬く閉じた窓を開くのを諦めて、慎矢は溜息をひとつ吐いて、僕を振り返った。
「伊織、さっき言ったよな?ヤりたくなったらいつでも相手してやるって。」
僕は「…言ったよ。」と、頷いてみせると、慎矢は足を引き摺りながら、ゆっくりと僕に近付いてきた。
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
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第4章「背徳」
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ここなら誰にも話を聞かれる心配もないだろ?と言いながら、
慎矢は幾つかの、壊れそうな風通し用の小窓を押し開ける。
微かだけど風が中を通り抜けていった。
「こんな所まで来て、なんの話があるの。」
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硬く閉じた窓を開くのを諦めて、慎矢は溜息をひとつ吐いて、僕を振り返った。
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