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R18 BL小説『 ESCAPE』(199)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第6章「希望」
199ページ
更新しました。
*****
「ーーっ、あ……っ」
ずっと待ち望んでいた、あの繊細な指が今、僕の中に触れている。
そう思っただけで、びくっと腰が震えて、襞が悦んで父さんの指に絡みつく。
身体は、悦びに満ちていくのに…、なのに…どうしてだろう。
心の中に、ポッカリと穴が空いたまま、埋めることができずにいる。
「ん、うぅ…ああぁッ…!」
父さんの指が、僕の好きな処を掠めて、思わず高い声をあげているのに。
触られてもいないのに、完全に勃ち上がった、僕の先端からは、前触れの雫が零れ落ち始めているのに。
さっき…、
父さんに抱きついて、父さんの手に身体を触れられている僕を見ていた、慎矢のあの表情が、
玄関の引き戸を閉める前に、最後に見えたあの瞳が、脳裏に浮かんで消えなかった。
心は、今の状況についてきていないのに、先走りは溢れ続けて、ポタポタと床を濡らしている。
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
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第6章「希望」
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「ーーっ、あ……っ」
ずっと待ち望んでいた、あの繊細な指が今、僕の中に触れている。
そう思っただけで、びくっと腰が震えて、襞が悦んで父さんの指に絡みつく。
身体は、悦びに満ちていくのに…、なのに…どうしてだろう。
心の中に、ポッカリと穴が空いたまま、埋めることができずにいる。
「ん、うぅ…ああぁッ…!」
父さんの指が、僕の好きな処を掠めて、思わず高い声をあげているのに。
触られてもいないのに、完全に勃ち上がった、僕の先端からは、前触れの雫が零れ落ち始めているのに。
さっき…、
父さんに抱きついて、父さんの手に身体を触れられている僕を見ていた、慎矢のあの表情が、
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