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R18 BL小説『 ESCAPE』(228)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第6章「希望」
228ページ
更新しました。
*****
視界が、ぐるりと回り、刺すような眩しい光に目を眇めた。
背中に柔らかいクッションを感じて、ソファーに押し倒されたのだと判る。
やけに眩しく感じる天井の照明を遮るように、不意に顔の上に黒い影が落ちた。
それが凌の顔だと把握するまで、随分と時間がかかったように思えるけど、実際はどれくらいなのか分からない。
周りの景色がスローモーションに動いているように見えて、時間の感覚がまるで無くなっているのを感じていた。
「お前が欲しがっていたもの、くれてやる。」
耳元で囁いた声は、まるで暖かい水のように変化して、耳から身体の中へ流れていくような錯覚がした。
「俺の事だけ、考えてろ。」
凌の声が体内を流れていく感覚に、ぞくぞくする。
頭の中から理性というものが、消えてしまい、跡形も失くなっていく。
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
【clap】イラスト&SS ★HP/★blog top
第6章「希望」
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背中に柔らかいクッションを感じて、ソファーに押し倒されたのだと判る。
やけに眩しく感じる天井の照明を遮るように、不意に顔の上に黒い影が落ちた。
それが凌の顔だと把握するまで、随分と時間がかかったように思えるけど、実際はどれくらいなのか分からない。
周りの景色がスローモーションに動いているように見えて、時間の感覚がまるで無くなっているのを感じていた。
「お前が欲しがっていたもの、くれてやる。」
耳元で囁いた声は、まるで暖かい水のように変化して、耳から身体の中へ流れていくような錯覚がした。
「俺の事だけ、考えてろ。」
凌の声が体内を流れていく感覚に、ぞくぞくする。
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