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R18BL小説『 ESCAPE』(261)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第7章「ESCAPE」
261ページ
更新しました。
*****
「会いたくなければ、無理しなくて良いよ。大谷くんには君は眠っているからと伝えておくし。」
だけど、鈴宮は壁側を向いたまま、それ以上反応することはなかった。
無理をすることはない。今はゆっくりと心も身体も休めることが大切かもしれないし。
そうだ。それからでも遅くない。父親からの伝言も、今でなくても……。
玄関のドアを開けると、見るからに駅から走ってきましたと言わんばかりに、額から落ちる汗を手の甲で拭いながら、肩で息をしている大谷が立っていた。
「先生っ、伊織は?」
「うん、実はよく眠っていてね。起こすのも可哀想だから……。」
鈴宮が今は誰とも会いたくないと言うのだから、今日のところは大谷には悪いが、このまま帰ってもらおうかとも思っていたのだが。
・・・・・・続きを読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
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第7章「ESCAPE」
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「会いたくなければ、無理しなくて良いよ。大谷くんには君は眠っているからと伝えておくし。」
だけど、鈴宮は壁側を向いたまま、それ以上反応することはなかった。
無理をすることはない。今はゆっくりと心も身体も休めることが大切かもしれないし。
そうだ。それからでも遅くない。父親からの伝言も、今でなくても……。
玄関のドアを開けると、見るからに駅から走ってきましたと言わんばかりに、額から落ちる汗を手の甲で拭いながら、肩で息をしている大谷が立っていた。
「先生っ、伊織は?」
「うん、実はよく眠っていてね。起こすのも可哀想だから……。」
鈴宮が今は誰とも会いたくないと言うのだから、今日のところは大谷には悪いが、このまま帰ってもらおうかとも思っていたのだが。
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