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R18BL小説『 ESCAPE』(263)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第7章「ESCAPE」
263ページ
更新しました。
*****
一瞬、キョトンと驚いたような表情をして、
「…… 馬鹿じゃないの……。」と、鈴宮は、それだけ言うとまた、顔を横に背けてしまった。
でも、さっきまでと違う。
二人の間を流れる柔らかい空気を感じる。
何か、縺れた糸が解れたような、そんな瞬間を見たように思えた。
大谷が話しかければ、鈴宮は視線を外したまま素っ気なく一言二言短く返す。
でも、そっぽを向いているけれど、僅かにその顔を綻ばせている。
二人の様子に、俺も口元を緩めながらキッチンに向かった。
昨日から何も食べていない鈴宮に、何か胃に優しいものでも食べさせようと思うのだけど。
「鈴宮くん、お腹空いてないか? 何か食べれるかな。」
「…… 食べたくない。」
キッチンから問いかければ、そんな生気のない返事が返ってきた。
・・・・・・続きを読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
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一瞬、キョトンと驚いたような表情をして、
「…… 馬鹿じゃないの……。」と、鈴宮は、それだけ言うとまた、顔を横に背けてしまった。
でも、さっきまでと違う。
二人の間を流れる柔らかい空気を感じる。
何か、縺れた糸が解れたような、そんな瞬間を見たように思えた。
大谷が話しかければ、鈴宮は視線を外したまま素っ気なく一言二言短く返す。
でも、そっぽを向いているけれど、僅かにその顔を綻ばせている。
二人の様子に、俺も口元を緩めながらキッチンに向かった。
昨日から何も食べていない鈴宮に、何か胃に優しいものでも食べさせようと思うのだけど。
「鈴宮くん、お腹空いてないか? 何か食べれるかな。」
「…… 食べたくない。」
キッチンから問いかければ、そんな生気のない返事が返ってきた。
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