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R18BL小説『 ESCAPE』(284)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第7章「ESCAPEⅡ」
284ページ
更新しました。
*****
予想外に鍵が開いていた事への驚きと、やっぱり鈴宮は学校に来ていたのかもしれないという期待が交差する。
慌ててその窓を開け放てば、窓枠に バンッ、と、打つかる派手な音が辺りに響き渡った。
身を乗り出して中を覗き込む。
強い風が、教室内に吹き込んで、手前の作業台の上で、錘代わりに置いているカルトンの下から、はみ出した資料が、カサカサと音を立てた。
薄暗い教室内に、人影はない。
ーー いったい何処にいるんだ……。
落胆しながらも、でも確かに此処に来ていたのだと、期待が確信に変わっていく。
窓枠に手をかけてよじ登り、中へ侵入する。
残りのカーテンも全て開け、部屋の中を外からの明るい陽射しで照らす。
いつもと変わらない美術室の角に、キャンバスを置いたイーゼルが、こちら側を背にしてひっそりと佇んでいる。
傍の椅子に無造作に置いてある制作着が、鈴宮が座っているような錯覚を起こさせた。
まるで…… そう……、今、其処で鈴宮が絵を描いているような。
・・・・・・続きを読む?
表紙から読む?↓
☆memo更新していますー≦(._.)≧ ペコ
ESCAPEの執筆状況のことなど、ぶつぶつ
ぽちっと↓
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第7章「ESCAPEⅡ」
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予想外に鍵が開いていた事への驚きと、やっぱり鈴宮は学校に来ていたのかもしれないという期待が交差する。
慌ててその窓を開け放てば、窓枠に バンッ、と、打つかる派手な音が辺りに響き渡った。
身を乗り出して中を覗き込む。
強い風が、教室内に吹き込んで、手前の作業台の上で、錘代わりに置いているカルトンの下から、はみ出した資料が、カサカサと音を立てた。
薄暗い教室内に、人影はない。
ーー いったい何処にいるんだ……。
落胆しながらも、でも確かに此処に来ていたのだと、期待が確信に変わっていく。
窓枠に手をかけてよじ登り、中へ侵入する。
残りのカーテンも全て開け、部屋の中を外からの明るい陽射しで照らす。
いつもと変わらない美術室の角に、キャンバスを置いたイーゼルが、こちら側を背にしてひっそりと佇んでいる。
傍の椅子に無造作に置いてある制作着が、鈴宮が座っているような錯覚を起こさせた。
まるで…… そう……、今、其処で鈴宮が絵を描いているような。
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