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R18BL小説『 ESCAPE』(265)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第7章「ESCAPE」
265ページ
更新しました。
*****
「何言ってんだ。ちゃんと俺がいるだろう?」
そう声を掛けても、しがみ付く手にいっそう力がこもる。
怯える鈴宮を抱きしめて、震える華奢な背中をさすってやる事しかできなかった。
「ベッドに戻ろう?」
雷鳴が遠去かり、部屋にはもう、時計が時刻を刻む音しか聞こえない。
それでもまだ、鈴宮は俺の胸に顔を埋めたまま、背中のシャツを掴む手の力を緩めなかった。
身体を強張らせたままの鈴宮を立ち上がらせて、ベッドへ連れていき、座らせても、鈴宮の手は俺のシャツを掴んだままだった。
「もう静かになったし、眠れるだろう?」
そう宥めるように言っても、鈴宮はただ首を横に振る。
・・・・・・続きを読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
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第7章「ESCAPE」
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「何言ってんだ。ちゃんと俺がいるだろう?」
そう声を掛けても、しがみ付く手にいっそう力がこもる。
怯える鈴宮を抱きしめて、震える華奢な背中をさすってやる事しかできなかった。
「ベッドに戻ろう?」
雷鳴が遠去かり、部屋にはもう、時計が時刻を刻む音しか聞こえない。
それでもまだ、鈴宮は俺の胸に顔を埋めたまま、背中のシャツを掴む手の力を緩めなかった。
身体を強張らせたままの鈴宮を立ち上がらせて、ベッドへ連れていき、座らせても、鈴宮の手は俺のシャツを掴んだままだった。
「もう静かになったし、眠れるだろう?」
そう宥めるように言っても、鈴宮はただ首を横に振る。
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