スポンサーサイト
R18BL小説『 ESCAPE』(267)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第7章「ESCAPE」
267ページ
更新しました。
*****
翌日、朝から鈴宮を連れて、学校へ行った。
誰も来ていない美術室を見て、鈴宮は呆れた顔を俺に向けてきた。
「先生、もしかして、美術部って部員一人も居ないんじゃないの。」
「いや…… 居るよ。五人だけ。」
と言っても、殆ど顔を出さない幽霊部員なのだけどね。
「…… なんだ。」と、呆れながらも、鈴宮はどこかホッとしているように見えた。
人と接するのは、元々普段から苦手だし、今は余計に負担なのかもしれない。
美術部の人気がない事は、今回ばかりは好都合だった。
だけど、人との関わりを避けるばかりでなく、
行き帰りの電車に乗ることや、少しでも外を歩くこと。
枝葉を揺らす風や、空に吸い込まれていくような小鳥のさえずりや、
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
【clap】イラスト&SS ★HP/★blog top
第7章「ESCAPE」
267ページ
更新しました。
*****
翌日、朝から鈴宮を連れて、学校へ行った。
誰も来ていない美術室を見て、鈴宮は呆れた顔を俺に向けてきた。
「先生、もしかして、美術部って部員一人も居ないんじゃないの。」
「いや…… 居るよ。五人だけ。」
と言っても、殆ど顔を出さない幽霊部員なのだけどね。
「…… なんだ。」と、呆れながらも、鈴宮はどこかホッとしているように見えた。
人と接するのは、元々普段から苦手だし、今は余計に負担なのかもしれない。
美術部の人気がない事は、今回ばかりは好都合だった。
だけど、人との関わりを避けるばかりでなく、
行き帰りの電車に乗ることや、少しでも外を歩くこと。
枝葉を揺らす風や、空に吸い込まれていくような小鳥のさえずりや、
・・・・・・続きから読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
【clap】イラスト&SS ★HP/★blog top
この記事へのコメント
トラックバック
URL :