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R18BL小説『 ESCAPE』(300)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第7章「ESCAPEⅡ」
300ページ
更新しました。
*****
「他に、どんな選択肢があるの。」
そう言って、伊織は俺に目を合わせた。
「…… それは…。」
伊織の言う通りだ。 伊織にはまだ保護者が必要で、鈴宮の家であの父親と暮らすよりは……、岬の家に引き取られる方が良いと思う。
高校に通って、出来れば将来の進む道を見つけて進学し、そして社会に出て…、色んな人と出会って、色んなことを経験してほしい。
この子が、鈴宮の家に戻るという選択をしたら、俺は止めなければいけないだろう。
だけど、伊織の瞳は、何かを迷うように揺れているように思える。
俺はこの、岬 一哉という人物を、詳しく知っているわけではない。
ただ、伊織とは血の繋がった肉親だという事以外は、何も知らない。
俺も……、心の奥では迷って揺れている。
このまま、伊織をこの人の所へ行かせていいのか。
…… いや、それは、建前かもしれない。
本当は、俺が…、行かせたくないんだ。 出来ればこのまま此処で一緒に暮らせたら…なんて、考えてる。
ずっと俺の手の届く範囲で、伊織を置いておきたいと思っている。
・・・・・・続きを読む?
表紙から読む?↓
ぽちっと↓
▼ 雑記memo …
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第7章「ESCAPEⅡ」
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「他に、どんな選択肢があるの。」
そう言って、伊織は俺に目を合わせた。
「…… それは…。」
伊織の言う通りだ。 伊織にはまだ保護者が必要で、鈴宮の家であの父親と暮らすよりは……、岬の家に引き取られる方が良いと思う。
高校に通って、出来れば将来の進む道を見つけて進学し、そして社会に出て…、色んな人と出会って、色んなことを経験してほしい。
この子が、鈴宮の家に戻るという選択をしたら、俺は止めなければいけないだろう。
だけど、伊織の瞳は、何かを迷うように揺れているように思える。
俺はこの、岬 一哉という人物を、詳しく知っているわけではない。
ただ、伊織とは血の繋がった肉親だという事以外は、何も知らない。
俺も……、心の奥では迷って揺れている。
このまま、伊織をこの人の所へ行かせていいのか。
…… いや、それは、建前かもしれない。
本当は、俺が…、行かせたくないんだ。 出来ればこのまま此処で一緒に暮らせたら…なんて、考えてる。
ずっと俺の手の届く範囲で、伊織を置いておきたいと思っている。
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