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R18小説『 ESCAPE』(118)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第4章「背徳」
118ページ
更新しました。
*****
「…古典の先生なのに?」
「そう、悪い?」
「………別に。」
そう、別に美術が好きな古典教師がいたって、別に不思議じゃないし、僕には全く関係のない話。
「話、それだけなら…」
と、立ち上がると、手を掴まれて、くいっと引かれる。
一見穏やかそうだけど、強い意思を孕んだ眼差しが真っ直ぐに見つめてくる。
「離してください。」
振り解こうと、半歩後退って腕を引くと、握った手を、くいっと引かれて、また距離が縮まる。
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R18小説『10th position』(34)
R18/BL小説 『10th position』
第2章「どこの御曹司だよ。」
34ページ
更新しました。
*****
「なっ?なんでここで俺の事を待つ必要があるんだ?」
それにまた、兄貴のシャツなんか着て…って、よく見ると、今、渚が着ているものは、兄貴のじゃなくて、俺のだ!
「おい、これ、俺のシャツ…、」
「うん、そこのクローゼットに入ってたから、貸してもろた。」
「貸してもろたって、何勝手に着てんだよ!脱げっ!」
俺がそう言うと、渚は「え?そう?脱いだ方が好きなんやったらそうする。」と、言いながらボタンを外し始める。
素直に言う事を聞いてくれたことに安堵して、溜息を吐きながら、渚に背を向けてベッドの端に腰掛けた。
(はー、もう本当疲れる。早いとこコイツを追い出して、寝てしまおう。)
「お前は、早く兄貴の寝室に行けよな。」
そう言って肩越しに振り返ると、ちょうどシャツのボタンを全部外し終えた渚の姿が目に入った。
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第2章「どこの御曹司だよ。」
34ページ
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「なっ?なんでここで俺の事を待つ必要があるんだ?」
それにまた、兄貴のシャツなんか着て…って、よく見ると、今、渚が着ているものは、兄貴のじゃなくて、俺のだ!
「おい、これ、俺のシャツ…、」
「うん、そこのクローゼットに入ってたから、貸してもろた。」
「貸してもろたって、何勝手に着てんだよ!脱げっ!」
俺がそう言うと、渚は「え?そう?脱いだ方が好きなんやったらそうする。」と、言いながらボタンを外し始める。
素直に言う事を聞いてくれたことに安堵して、溜息を吐きながら、渚に背を向けてベッドの端に腰掛けた。
(はー、もう本当疲れる。早いとこコイツを追い出して、寝てしまおう。)
「お前は、早く兄貴の寝室に行けよな。」
そう言って肩越しに振り返ると、ちょうどシャツのボタンを全部外し終えた渚の姿が目に入った。
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R18 小説 『 ESCAPE』(117)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第3章「欺瞞」
117ページ
更新しました。
*****
「…絵?」
何のことを言ってるんだろう。
絵を描くのは、嫌いじゃないけど、どうしてそんな話になるのか分からなかった。
「1年の時、芸術科目のコース選択は、美術だったよね。」
それは、そう。
でも、別に深く考えずに美術に決めた。
「美術の先生にね、美術室に残っていた君の絵を、見せてもらったんだよ。」
「………そうですか。」
「とても素直な絵だと思ったよ。描くのが楽しいと言ってるのが伝わってきた。」
何を描いたかも、あまり覚えていない。
1年の時も、進級できるギリギリの日数しか、学校には行かなかったし。
・・・・・・続きから読む?
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★拍手ポチっ&コメントをありがとうございます。
resにてお返事させていただいていますので、
心当たりの方は、覗いてみてくださいまし┏○ペコッ
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第3章「欺瞞」
117ページ
更新しました。
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「…絵?」
何のことを言ってるんだろう。
絵を描くのは、嫌いじゃないけど、どうしてそんな話になるのか分からなかった。
「1年の時、芸術科目のコース選択は、美術だったよね。」
それは、そう。
でも、別に深く考えずに美術に決めた。
「美術の先生にね、美術室に残っていた君の絵を、見せてもらったんだよ。」
「………そうですか。」
「とても素直な絵だと思ったよ。描くのが楽しいと言ってるのが伝わってきた。」
何を描いたかも、あまり覚えていない。
1年の時も、進級できるギリギリの日数しか、学校には行かなかったし。
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- R18 小説 『 ESCAPE』(117) (2014/09/19)
- R18小説『 ESCAPE』(116) (2014/09/18)
R18小説『 ESCAPE』(116)
R18/BL小説 『ESCAPE』
第4章「背徳」
116ページ
更新しました。
*****
「へえ、学校全体が公認って訳か。」
さすがに呆れたような声が返ってきたけれど、
「だけど、皆が知ってるからって、やっても良いって話じゃないだろう?」と続けた声は、真剣だった。
その後に、もし、問題が起こった時、面倒臭いからな。と冗談めかして、付け足すように話す。
それはきっとこの先生のポーズなのだという気がしてきた。
そんな風に、砕けた態度を見せて、生徒と目線を同じにしているという、見せかけ。
「問題なんて起きない。だって皆、僕との事を秘密にしておきたいんだから…。」
「だけどな…、」と言いかける先生の膝に、そっと手を置く。
「お説教なら、聞かないよ。…なんなら…、」
先生と視線を絡ませながら、スラックスの内側の縫い目をなぞるように、付け根の方へ、ゆっくりと指を滑らせていく。
「…なんなら、先生も試してみたらどうかな。」
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- R18 小説 『 ESCAPE』(117) (2014/09/19)
- R18小説『 ESCAPE』(116) (2014/09/18)
- R18小説『 ESCAPE』(115) (2014/09/17)
ESCAPEの舞台設定とか裏話(わりとどうでもよさそうな。)
久しぶりにちょっとブツブツつぶやこうかと思います。
小説のネタバレはしないつもりですが、
『 ESCAPE』の舞台設定や、裏話的なこともあると思いますので、
知りたくない方は、ご注意くださいね。
『 ESCAPE』は、
『出逢えた幸せ』や『10ポジ』とは、真逆なイメージの作品かなって思います。
なので、『出逢えた~』を読んでくださっていた読者さんから、
「面白い」と感想をもらうと、良かった!受け入れてもらえた!などと喜んだりしています。
『出逢えた~』は、最初からポップなイメージのもので、ちょっと切ない気持ちを出せたらいいな、みたいな感じで書いてましたが、
『 ESCAPE』は、モバのタグにも書いてますが、
無謀にも、耽美で背徳を目指しています(´Д`)ハァハァ←自分で首絞めた気分ww
自分としては、背徳アンソロジーに掲載させてもらっている、『 Aquarius 』と、同じようなイメージで書いています。
「出逢えた~」と「 ESCAPE」では、意識して文体を変えようと試みています。
だから、「10ポジ」との両立が、私的にはちょっと苦労してるかもです。
『 ESCAPE』と、『 Aquarius 』と、あ、あと同じ文体を意識して書いていたのは、去年の2月くらいに書いたあの、「ドライバーと蛇口くん」の初の擬人化w
この3作品は、同類な感じの書き方だと思います。
私が、モバで小説を書き始める、もっとずーっと前に読んだ携帯小説の影響を,、
もしかしたら受けてるかもしれないです。
漢字の使い方や、文章の流れ、マネしたくても出来ないんですけど。
スマホだって出てくる小説なのにどことなく漂う和のイメージと、切ないストーリーに心奪われました。
多分、10回以上読み返した作品もある(汗)
今は活動されていないみたいなんですけど、新作書かれるのを楽しみにしています。
和と言えば、やっぱり団鬼六先生の「美少年」のあの時代背景(50年代前半かな)のストーリーとか好きで、
背徳とくれば、あの時代を思い浮かべてしまうんですけど、その辺は知識なくて書けないので(゚ー゚;
『 Aquarius 』も『 ESCAPE』も、どちらもなるべく昭和を思わせるような部分を入れたかったのです。
具体的に言うと、『家』が一番分かりやすいかも。
『 Aquarius 』は、築何年か分からないくらいの古い木造住宅。
『 ESCAPE』の伊織の家は、それよりはもっと新しいですけど、
文中にも出てきますが、ツツジやサツキを隙間に植えた石垣の上に立つ家。←分かりにくいかもですが!(´Д`;)
わりとはっきりしたイメージが、頭の中にあります。
サザエさんに出てくるような、居間のある家じゃなくて、和の部分も残しながら、洋室もあるみたいな家・・って分かりますかね~~~!(´Д`;)
だからね、キッチンはカウンターなんてないんですよ。孤立したキッチンw
ESCAPEの舞台にしている街は、実は私が昔住んでいたところの近くです。
伊織の好きな長い階段を上って、見えてくる家は、実は昔好きだった先輩の家です(笑)
なので、家のイメージもはっきりしてるんですけど。。アハハ(゚ー゚;
階段の途中で振り返ると、遠くに海が見えて、街の真ん中を小川が流れ、桜の季節は川に沿うように連なる桜並木が本当に綺麗な景色で、私の好きな場所でもあります。
まあ、そんなどうでも良さそうな話をつらつらと書きましたが、、
最後に、
伊織は、前にも時々ブログに書きましたが、
高校の頃の通学沿線で毎朝同じ車両で見かけた、色っぽい男子高校生(しかもジルベール似)がモデルです。
もちろん、話しかけたことなんて、ないですよ。
友達と影できゃははうふふとイッてましたw
もちろん、彼は両脇に厳つい友達を従えてました(笑)
あ、またその話はいつか・・・w
それで、その電車は毎日激混みだったので、本当に毎日痴漢に会うんですよ。
伊織が、小説の最初の方で、痴漢した男の手に安全ピンを突き刺すシーンがありましたが、、、
あれ、
実は、、、
実話です!(´Д`;)
その色っぽい男子生徒がしたんじゃなくて!
私の友達がしたんですけどね・・・
電車降りてから、見せてもらったら、安全ピンに血が付いてました!(´Д`;)
そんな裏話でした・・・・≦(._.)≧ ペコ
ほら、よくあるでしょう?痴漢されてるように感じるけど、もしかしたら鞄が触れてるだけかもしれない。
誤解かもしれない。触られてるなんて自意識過剰かも!って思ってるレディーは、
是非、試してください。
おススメです≦(._.)≧ ペコ
ぽちっと↓
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小説のネタバレはしないつもりですが、
『 ESCAPE』の舞台設定や、裏話的なこともあると思いますので、
知りたくない方は、ご注意くださいね。
『 ESCAPE』は、
『出逢えた幸せ』や『10ポジ』とは、真逆なイメージの作品かなって思います。
なので、『出逢えた~』を読んでくださっていた読者さんから、
「面白い」と感想をもらうと、良かった!受け入れてもらえた!などと喜んだりしています。
『出逢えた~』は、最初からポップなイメージのもので、ちょっと切ない気持ちを出せたらいいな、みたいな感じで書いてましたが、
『 ESCAPE』は、モバのタグにも書いてますが、
無謀にも、耽美で背徳を目指しています(´Д`)ハァハァ←自分で首絞めた気分ww
自分としては、背徳アンソロジーに掲載させてもらっている、『 Aquarius 』と、同じようなイメージで書いています。
「出逢えた~」と「 ESCAPE」では、意識して文体を変えようと試みています。
だから、「10ポジ」との両立が、私的にはちょっと苦労してるかもです。
『 ESCAPE』と、『 Aquarius 』と、あ、あと同じ文体を意識して書いていたのは、去年の2月くらいに書いたあの、「ドライバーと蛇口くん」の初の擬人化w
この3作品は、同類な感じの書き方だと思います。
私が、モバで小説を書き始める、もっとずーっと前に読んだ携帯小説の影響を,、
もしかしたら受けてるかもしれないです。
漢字の使い方や、文章の流れ、マネしたくても出来ないんですけど。
スマホだって出てくる小説なのにどことなく漂う和のイメージと、切ないストーリーに心奪われました。
多分、10回以上読み返した作品もある(汗)
今は活動されていないみたいなんですけど、新作書かれるのを楽しみにしています。
和と言えば、やっぱり団鬼六先生の「美少年」のあの時代背景(50年代前半かな)のストーリーとか好きで、
背徳とくれば、あの時代を思い浮かべてしまうんですけど、その辺は知識なくて書けないので(゚ー゚;
『 Aquarius 』も『 ESCAPE』も、どちらもなるべく昭和を思わせるような部分を入れたかったのです。
具体的に言うと、『家』が一番分かりやすいかも。
『 Aquarius 』は、築何年か分からないくらいの古い木造住宅。
『 ESCAPE』の伊織の家は、それよりはもっと新しいですけど、
文中にも出てきますが、ツツジやサツキを隙間に植えた石垣の上に立つ家。←分かりにくいかもですが!(´Д`;)
わりとはっきりしたイメージが、頭の中にあります。
サザエさんに出てくるような、居間のある家じゃなくて、和の部分も残しながら、洋室もあるみたいな家・・って分かりますかね~~~!(´Д`;)
だからね、キッチンはカウンターなんてないんですよ。孤立したキッチンw
ESCAPEの舞台にしている街は、実は私が昔住んでいたところの近くです。
伊織の好きな長い階段を上って、見えてくる家は、実は昔好きだった先輩の家です(笑)
なので、家のイメージもはっきりしてるんですけど。。アハハ(゚ー゚;
階段の途中で振り返ると、遠くに海が見えて、街の真ん中を小川が流れ、桜の季節は川に沿うように連なる桜並木が本当に綺麗な景色で、私の好きな場所でもあります。
まあ、そんなどうでも良さそうな話をつらつらと書きましたが、、
最後に、
伊織は、前にも時々ブログに書きましたが、
高校の頃の通学沿線で毎朝同じ車両で見かけた、色っぽい男子高校生(しかもジルベール似)がモデルです。
もちろん、話しかけたことなんて、ないですよ。
友達と影できゃははうふふとイッてましたw
もちろん、彼は両脇に厳つい友達を従えてました(笑)
あ、またその話はいつか・・・w
それで、その電車は毎日激混みだったので、本当に毎日痴漢に会うんですよ。
伊織が、小説の最初の方で、痴漢した男の手に安全ピンを突き刺すシーンがありましたが、、、
あれ、
実は、、、
実話です!(´Д`;)
その色っぽい男子生徒がしたんじゃなくて!
私の友達がしたんですけどね・・・
電車降りてから、見せてもらったら、安全ピンに血が付いてました!(´Д`;)
そんな裏話でした・・・・≦(._.)≧ ペコ
ほら、よくあるでしょう?痴漢されてるように感じるけど、もしかしたら鞄が触れてるだけかもしれない。
誤解かもしれない。触られてるなんて自意識過剰かも!って思ってるレディーは、
是非、試してください。
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